【笑いの効能】
あなたはどんな時に笑っていますか?そして最近笑っていますか?
笑いとは、人とのコミュニケーションの場において生まれる現象です。
算命学で観ると、楽天的な星をたくさん持っている人もいますが、私はその逆です。
辞書によると、楽天的の対義語は厭世的だそうですが、むしろ”悲観的“という方がわたしにはピッタリくる感じです。
すなわち笑いが下手だったのです!!
そのせいかどうかはわかりませんが、膠原病という難病にもなりましたし、パーキンソンという病とも闘っていました。
けれど、笑いをはじめファスティングなど、自然治癒力を高めることに注目した治療法(というか”あの手この手“)を試してみて、その劇的な効果に驚き、多くの方に知っていただきたいと思うようになったのです。
わたしは医者でもなく、医療分野の専門家でもありませんが、体験者として苦しみ、その治療に試行錯誤したことで得た説得力は、何よりの強みだと思っています。
[笑いの効能]は、その体験のなかで確信した有益な治療法のひとつです。
笑って幸せになりましょう💓💓💓。
〓笑うことによって〓
①脳が刺激され、それが神経へ伝わる。
②神経ペプチドという免疫機能活性ホルモンが分泌。
③神経ペプチドと結びつき、白血球の一つであるリンパ球でがん細胞や細菌に感染 した細胞を死滅させ、がん細胞の殺し屋として有名なナチュラルキラー細胞が活性化される。
④モルヒネの数倍もの鎮痛作用と快感作用のあるベータエンドルフィンなどのホルモンも大量分泌。
これらのことから、笑うことによって身体が活性化され、免疫力がアップすると言えます。
つまり、免疫コントロール、自己治癒力の向上がなされていると思われます。
さらにこの笑いは腹式呼吸による効果も期待できるのです。腹式呼吸は副交感神経の働きを助けて自律神経を整えます。
笑うと横隔膜を鍛えることが出来るので、肺の強化につながります。
自 律 神 経には、交感神経と副交感神経の二種類があり、意思とは無関係に生体の機能(呼吸、循環、消化、吸収など)を自動的に調節する神経です。
交 感 神 経は、怒り、恐怖、緊張を感じた時作用します。
副交感神経は、安らぎ、安心感を感じた時作用します。
笑い過ぎて頰やおなかが痛い、という経験はありませんか?
笑う時には胸や腹、腰、背中などさまざまな部分の筋肉を使っています。これは筋肉トレーニングにもなります。この運動量は、早歩きほどではないですが、運動不足の現代人や、お年寄りにはたいへん効果的です。
また、笑い過ぎて涙が出たことがある方も多いのではないでしょうか?
涙は副交感神経の作用のみで出ると言われています。笑いには、自律神経を活性化し、さらに副交感神経の働きを優位の状態にする効果があるのです。
大笑いしたあと、ゆったりとリラックスした気分になるのは、この副交感神経のおかげなのです。
そして同じ笑いでも、無理して笑う作り笑いはどうでしょうか?
実は、作り笑顔でも同じように身体が活性化され、ナチュラルキラー細胞の働きが活発になるそうです。ですから、楽しくなくても、無理矢理笑って笑顔を作ることが大切なのですね。
〓要約すると〓
- 臓器を刺激して脳からのエンドルフィンの放出を増やし、気分の高揚・幸福感が得られる
- 笑うことで心拍数・血圧が上昇し、それが下がった時にストレス反応を緩和させリラックス状態へ導く
- 血行を刺激し緊張を和らげることで、ストレス症状を弱める
- ”善玉”の神経ペプチドが体中に流れ、NK細胞が活性化されて免疫システムを向上させる
- 笑うことによって体内で自然な鎮痛剤が生成され、痛みを緩和させる
- 満足度を高め、困難な状況に対処できるようになる
- 気分を向上させ、うつ症状や不安を軽減させる
▶説明:エンドルフィンとは、
具体的にはβエンドルフィンと呼ばれる人間の脳内で分泌される神経伝達物質のことです。
麻薬のモルヒネと同じ化学構造をしていて、働きも似ているため別名「脳内麻薬」ともいいます。(脳内”麻薬”といっても、体には害はなく人が生きる上で必要な物質なので悪いものではありません。)
スポーツで極限の集中状態になっていたりすることをよく「ゾーン」といって、「アドレナリンがたくさん出ている」状態と理解されている方も多いと思います。
でも実は、アドレナリンよりも鎮痛効果が何倍も強いのがエンドルフィン。快感を与える、免疫細胞を増やし・活性化させるなどの作用が強いのも特徴です。
▶説明:NK細胞とは
ナチュラルキラー細胞のことです。
全身をパトロールして、がん細胞・ウイルス感染細胞などの体内の異常な細胞を見つけると攻撃する作用があります。健康な体の人でも1日約3000個~5000個ものがん細胞が発生していて、常時それらと闘ってくれているのです。NK細胞が活性化するということは、体の免疫力が高まるということ。がんになりにくい人は、NK細胞が活発な人が多いといわれるほどです。
NK細胞は、ストレスがかかったり気分が落ち込むと活動が弱くなり、逆に気分が高揚したり興奮したりすると活発になる特徴があります。
神経ペプチドは、脳内で作られるアミノ酸が連なった物質(よりも小さい分子)です。
NK細胞とくっついて、NK細胞を活性化させる作用があります。
セロトニン・ドーパミン・レラキシンは、免疫システムに関連する働きをする神経ペプチドです。
これらのホルモンは、人がリラックスしていたり、幸福を感じていたりするときに放出されるものです。
一方で、ストレスに関連する神経ペプチドには、コルチゾール・エピネフリン・アドレナリンがあって、放出が長く続くと免疫システムを弱めてしまいます。
これらはストレスホルモンとして知られていて、人のストレスを測定する際の測定指標として使われることが多いです。
笑うことは体内の”気持ちが上向きになる”物質に作用して、結果”免疫力を上げる”といった効果につながるわけです。
⬇実際に笑うことを治療にとりいれて難病を克服した人の話です。⬇
有名なアメリカの雑誌『サタデー・レビュー誌』の編集長を務めていたノーマン・カズンズ氏。
彼は50歳の時に、強直性脊椎炎という自己免疫疾患(膠原病)にかかりました。
この病気は、治る確率が500人に1人といわれる難病です。
しかし彼は諦めず、「笑い」を治療薬にして病と闘ったのです。
その治療法というのが、「10分間、腹の底から笑う」というもの。
この笑い療法によって、病気による痛みがおさまり、眠りにつくことができるようになったそうです。
どんな治療をしても500人中1人しか治らないこの病気が、「笑い」と「ビタミンC」の両刀使いで治ったのです!彼はこの治療法を繰り返して、なんと76歳まで生き延びました。
病を克服してから、ノーマン・カズンズ氏は「笑い」の効能について独自に研究をするようになりました。
『笑いと治癒力』という本も出版しているので、ご興味あれば是非ご覧ください。
彼は、笑いと関係が深い”プラシーボ効果”により関心を抱くようになりました。
➡️ wikipedia
プラシーボとはラテン語の「I shallplease」(私は喜ばせる)に由来していて、“placebo”単体では偽薬のことを指しますが、現代では薬によく似た“気休め”ものという意味で使われます。
プラシーボ効果とは“placebo effect”のことで、思い込みによる何等かの改善の効果のことです。
医学の世界では、例えば生理食塩水(点滴)がプラシーボにあたります。
生理食塩水には本来薬理効果はありません。
でも、食中毒などで嘔吐下痢症状がひどく、口から何も飲めないと脱水症状が心配されます。
そういう場合に限っては点滴が有効で、直接静脈に注射して吸収しやすい生理食塩水で“水分補給”するのです。
ではなぜ口から飲める状態でも点滴を打つ場合があるのでしょうか。それは、「点滴を打てばよくなる」という暗示効果があるからです。
体調がすぐれない時は気持ちも塞ぎこみがちですよね。そんな時にプラシーボ効果を使うと“元気になった気になる”ため、例えばただの風邪でも点滴を打ってくれる病院もあります“良くなる”という前向きな思い込み1つで体の状態を良くすることができるのです!
“病は気から”とよく言いますが、これにはきちんとした根拠があったのです。ノーマン・カズンズ氏の闘病や著書は、健康と心の状態とのかかわりがよくわかる例だと思います。
“笑うこと”は前向きで明るいポジティブな気持ちの現れですので、笑うことは何よりの“薬”であるともいえるわけです。
日々忙しくて、大笑いしていなかったなという方、久しぶりの友人に連絡をとって、おもしろかったことを思い出して笑ってみてもいいでしょうし、お気に入りの芸人や撮り溜めた面白そうな番組を見る習慣を作ってもいいかもしれません。
疲れがち・体調を崩しがちなこの時期、少し意識して”笑い”ネタを探してみてはいかがでしょうか。
⬇⬇”笑点”より引用したネタをご紹介します⬇⬇
………………………18歳と81歳の違い………………………
⚪道路を暴走するのが18歳、道路を逆走するのが81歳
⚪心がもろいのが18歳、骨がもろいのが81歳
⚪偏差値が気になるのが18歳、血糖値が気になるのが81歳
⚪受験戦争を闘っているのが18歳、アメリカと闘ったのが81歳
⚪恋に溺れるのが18歳、風呂で溺れるのが81歳
⚪まだ何も知らないのが18歳、もう何も覚えていないのが81歳
⚪東京オリンピックに出たいと思うのが18歳、東京オリンピックまで生きたいと思うのが81歳
⚪自分探しの旅をしているのが18歳、出かけたままわからなくなって皆が探しているのが81歳
⚪「嵐」というと”松本潤“を思い出すのが18歳、鞍馬天狗の”嵐寛寿郎”を思い出すのが81歳
…………………………….《あなたも探してみませんか?笑いのネタ》